「アンブレイカブル」「スプリット」に続く三部作の最終作「ミスターガラス」を見てきました。
監督はもちろん、Mナイト・シャマラン監督。
シックスセンスで華々しくデビューを飾り、第2のスピルバーグになるかもと言われた彼ですが、「アンブレイカブル」等の傑作を作った後の評価は右肩下がり。
凡作駄作駄作超駄作を作り続けてきました。
それでも「スプリット」で持ち直して、今回の「ミスターガラス」で大復活を遂げます。
ネタバレがあるので、見てない人は読まないでください。
そして、今すぐに映画を見に行ってください。
荒い筋書き
「スプリット」の事件から3週間後からスタート。
アンブレイカブルな男ダン(ブルースウィリス)は、息子と一緒にセキュリティ会社をしながら自警団として街の悪党たちをボコボコしていたが、「スプリット」の事件を知り、事件の容疑者であり今も起こっている少女誘拐の容疑者である通称「群れ」と呼ばれる男(第1人格ケビン)を探す毎日。
そして工場街でついに男を発見。監禁されていた少女達を解放するが、そこにビースト(24番目の人格)がやってきて戦いが始まる。
少女を逃がし、ビーストと戦うダンだったが戦いの途中で二人は警察隊に包囲され、捕まってしまう。
精神病院に投獄されたダンとケビンの前に精神科医ドクタースネイプルが表れ、「自分の専門は、あなた達のように自分を超能力者と信じている患者の研究だ」と言い、「あなた達は普通の人間で妄想に取りつかれている」と断言する。
その精神病院にはかって3大テロを引き起こし、ダンをヒーローだと言った犯罪者イライジャ(サミュエル)も投獄されていた。
はたして「ヒーローは存在するのか?」
好きなキャラクター
ミスターガラス
己の信念を持った狂った悪役。
自分勝手で最悪な犯罪者だが、この映画に置いて存在証明の有難さを見せつける最高の悪役。
自分の存在を肯定してくれる人がいることはマイノリティ側の人間にとって、これほどの救いになるという事を教えてくれる。
残念だったんのは立ち上がるシーンが一回も無かった事。
ポスターみたい立ち上がってほしかった。ビジュアルも一番好き。
好きなシーン
ほとんどのシーンと音楽が好きだけど、日の丸構図の映像が多くて大好きな撮り方だった。
戦闘シーンはビックリするぐらい迫力ないけど、現実味のある感じにするとあんな感じになるだろうね。
それとダン、ケビン、イライジャにもそれぞれ自分を信じてくれる人がいるのは凄く良かった。信じてくれる人がいる。それだけで生きていく意味を見つけれる。
最後に
マイノリティへの抑圧と否定はアカデミー賞が大好きなテーマなので、是非受賞してほしい。超能力を持った者たちをマイノリティと描いているのも面白かった。