「LIFE」を見たんだ。
監督は主演も努めたベン・スティラー。
「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」
これは作中に登場する雑誌LIFEのスローガンである。
そして、この映画の全てだ。
粗い筋書き
LIFE編集部でに勤めるネガ保管係ウォルター(ベンスティラー)。
地味で平凡な彼の趣味はアクションヒーローになった自分を妄想したり、雪山の登山家になったりと、妄想の世界に浸ること。
本当の彼は気になっている女性に声もかけることも出来ず、パートナー探しのwebサイトに登録しても、自分の人生の体験談すらかけない地味な男。
ある日彼が出社すると雑誌LIFEの廃刊が会社より告げられる。
LIFE紙のフォトジャーナリストショーン(ショーンペン)はその情報を皆より先に知っており、雑誌の最終号に合わせフィルムと手紙を送ってくる。手紙には最終号には25番のネガを使うように言葉とウォルターへの感謝の言葉があった。
しかし、荷物の中に25番目のフィルムがなかった。
25番目のフィルムの在り処はショーンしか分からないとウォルターは彼の居場所を探すが、手がかりが示す彼の最後の居場所はグリーンランドだった。
困惑する彼だが、気づけば飛行機に飛び乗り彼を見つける旅へ飛び出していくのだった。
好きなキャラクター
トッド・マハール
ウォルターが登録したwebサイトのサービス責任者。
電話口から映画に登場する。ほとんど声だけの出演だが、最後に空港警察に取り押さえられたウォルターの身元引受人として登場する。
陽気なアメリカ人を固めたような男。
こんなにサービスのいいサイトならパートナーも見つかると思う。
好きなシーン
予告編全部。
この映画は予告編が素晴らしく、1本の映画を見たように錯覚してしまうぐらいよく出来てます。
テーマが自分に合うのでしょうが、6分間の特別予告編も短いバージョンも、何度も見てしまいます。
主題歌のStep Outが素晴らしく、世界が変わったように思えます。
youtubeで聞くことが出来ますし、予告編も見ることが出来ますので、どうぞ。
最後に
この物語の主人公は僕だった。これは予告編で流れる言葉です。
物語を説明するのは簡単だし、伝えたいことを言うのは簡単かもしれない。
でも、この映画は観客を選ぶ映画だと思う。
見に行きたい映画にいこうか迷っている内に上映が終わったあなた
今年こそ海外旅行へ行こうと思っていけなかったあなた
電話をかけようと思ったけど、かけれなかったあなた
わざわざ並んでまで食べるほどのものかなと思って並ばなかったあなた
そんな日々を過ごしているあなた
そんなあなたは、ぜひ見たほうがいい映画です。
一歩踏み出せば、世界は変わるなんてことは言えないけど
世界は変わるかもしれないってことだけは言える。
やりたいことをやればいいんだ。
やれない理由ばっかり探すのは、もうやめてしまえばいい。
やりたかったから意外にやる理由は要らないんだ。